※この記事は、私のInstagramに寄せられたストーリーズの質問BOXやDMのコメントを元に作成しています。
情報によって生じた不利益、損害等については一切の責任を負いませんので、予めご了承ください。
常に病院からの呼び出しに応えられるよう準備している「オンコール待機」。
家族との時間を犠牲にしながら、夜間や休日の緊急手術に備えています。
しかし、その責任と負担の重さが十分に評価されていない現実も…。
私も、当初は「オンコール待機=無給」が当たり前と諦めていましたが、あるきっかけから「これは違う!」と感じ、職場の状況改善に向けて行動を起こす決意をしました。
本記事では、実際にオンコール手当を勝ち取るまでの経緯や工夫、同じように苦労する手術室看護師の皆さんに向けたアドバイスをお伝えします。
療養病棟3年(准看)→手術室6年(正看)
手術室看護師のお勉強アカウントを運用中✨
「メディカLIBRARY」エッセイ連載
オペナースしゅがーの脳腫瘍日記
「NURSE LIFE MIX」NLMメイトとして記事連載中
オペ看ラボ
漫画:しゅがーは手術室にはいられない
\フォロワー5万人/
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手術室手当・オンコール手当、手当額の相場はいくら?
約50%の方が手術室手当ゼロ!?💦
さらに…
約20%の方がオンコール手当ゼロ…。
だから「手術室看護師はお給料低い」って言われるんだよね…💦
私がいた手術室では下記の金額をいただいていました。
- 手術室手当…3万/月
- オンコール手当…約2万/月
計算してみると…
手当5万×12ヶ月=60万
年60万の差ってデカい!!😳
オンコール手当0円…でも転職したくない!
私がいた手術室、最初は手術室手当ゼロだったけど、声をあげたら月3万円の手当がでるようになったの!
他にも、手当がでるようになった方がたくさん!
具体的にどう動いたのか、シェアしていきます💡
誰に訴えた?
看護部
1人の力では厳しいので、 部署を挙げて看護部に交渉!
師長が猛抗議してくれました!今では1日1万の手当を貰ってます🙋♀️
麻酔科トップ→理事長
手当ではないけど、呼ばれたときの休みの事を麻酔科のトップに言って理事長に伝えてもらった!
労働組合
労基とかってどうなんでしょう🤔
うちは平日2,000円、 休日4,000円です。
安いけどあるだけ良いか〜😅
労働組合に言いました!✨
どう訴えた?
統計をとった
何故かMEなどには出てたので、その値段などからせめてました!
オンコールが呼ばれる率を続計出して夜動にしてもらう。
師長と麻酔科からも部長と院長に一言言ってもらう。
県内病院の手当やオンコール回数等情報を集め、総務部に相談して一緒に経営陣へ訴えに行きました。
訴える前にまずはコスト削減!
手術室手当もオンコール手当も0でしたが、今はどちらも2万円出るようになりました。
手術室会議で議題を出して討論し、まずはコスト削減から始めました。
半年コスト削減の活動をして成果を出し、それを武器に看護部に訴えました!
「手当がないと人が集まらない し、すぐ辞めてしまう。でも、経営が厳しいことも分かります。その分、コスト削減を力を入れます!」
そんな感じで訴えましたよ。
コスト削減チームができて…
- 物品の在庫管理の徹底
- リユース可能な器械や材料を積極的に使用
具体的にリストアップ!
まずは成果を出してから交渉したんだって✨
時間かかる?
長いので、DMで失礼します。
人間関係がいいの最高ですよね!私も給料は低いですが、ストレスが少ないので転職せず今の病院に10年以上います(笑)
私もオンコール手当も手術室手当もありませんでした。
しゅがーさんが言ってたような感じでまずは仲間集めからです。
3、4人集めて、労働組合に相談しました。
すると署名活動を提案してくださったので、言われた通り署名を集めました。(署名用紙は労働組合の方が作成してくれました!)
あとは周りの病院の手当の相場などを調べてパワポにまとめて提出しました。
審議会を通らないといけないらしく、訴えたときから手当がでるまで2年ほどかかりました…。
今の病院が好きで転職したくないなら、まずはなんかしら動くしかないですよね…。
正直、手当が出る病院へ転職する方が楽です。
手当が出るまで2年…!
時間だけではなく、手間もかかりますね💦
手当UPを訴えるか、転職するか…
自分の価値観とか環境にもよりますよね🤔
どちらにせよ行動しないと何も変わらない💪
オンコール手当を勝ち取るための交渉は、確かに一筋縄ではいきません。
チームで協力したり、他施設のデータを集めたりと、粘り強さが求められます。
それでも、仲間と共に声を上げ行動を続けることで、少しずつ環境が改善される可能性もあるのです。
ぜひ自分の働く環境を見つめ直し、可能な範囲でより良い条件を目指してみてください。
それが看護師としての働きやすさ、ひいては患者さんへのケアの質向上にもつながると信じています。