手術で使う縫合糸の種類とは？【バイクリル、PDS…】

手術室には、沢山の針糸があります。
今回は、縫合糸の種類についてお勉強してきました！

スライドして見てね👍

縫合糸とは

臓器を縫ったり、つなぎ合わせたり。
手術には、沢山の針や糸を使用します。
合成素材と天然素材、吸収性と非吸収性、ブレイド(編糸)とモノフィラメント(単糸)…
縫合糸とひとことで言っても、さまざまな種類・素材などがあります。

縫合糸の種類

天然素材と合成素材

吸収性と非吸収性

モノフィラメント（単糸）とブレイド(編糸)

縫合糸まとめ

素材×機能×構造…製品

素材	機能	構造	製品
天然	非吸収性	ブレイド	ブレードシルク
		モノフィラメント	ステンレススチール
合成	非吸収性	ブレイド	エチボンド®
		モノフィラメント	ナイロン・プロリーン®
	吸収性	ブレイド	バイクリル®・ポリゾーブ™
		モノフィラメント	PDS®・モノクリル®

よく使われる縫合糸

例えば…

縫合糸	使い道
2ｰ0・3ｰ0絹糸	開腹手術の血管結紮など。ゆるみにくく、術後も溶けず残る。
3ｰ0バイクリル® （デタッチ）	消化管の縫合、鼠経ヘルニアのプラグやメッシュの固定など。 デタッチ(コントロールリリース)は、結節縫合（“ひと針縫ったら→結紮”という縫い方）に適している。
3ｰ0バイクリル®	腹腔鏡下手術、腹腔内で消化管を縫合の際など。
1PDS® （デタッチ）	筋膜の縫合など。結節縫合が多い。
4ｰ0モノシン®	皮膚の縫合など。真皮埋没縫合が多い。

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