MENU
しゅがー
手術室看護師
准看護師3年(療養病棟)
正看護師6年(手術室)

【資格】
・正看護師
・YMAA認証マーク取得
・KTAA認証マーク取得

【Instagram】
🌸メディカ出版│月刊誌「オペナーシング」にエッセイ連載
🌸メディカ出版│学び方を学ぶ、選択肢を増やす「メディカLIBRARY」にエッセイ連載
🌸クラシコ株式会社│看護師の毎日を応援するライフスタイルメディア「NURSE LIFE MIX」NLMメイトとして記事連載中

【挿管介助】BURP(バープ)法とsellick(セリック)法/クリコイドプレッシャーの違いは?

麻酔科の先生から「喉押して!」って言われたけど、どうしたらいいの~っ⁉

今回は、BURP(バープ)法とsellick(セリック)法についてお勉強しました!

スライドして見てね👍

もくじ

BURP(バープ)法とは?

BURP法の目的

BURP法の目的は、視野に声帯部(声門)が入りやすくなることです。
気管挿管の目印は声帯!
なので、声帯部が見えないと気管挿管が出来ないんです。

挿管時、声帯部が見えにくい時は、甲状軟骨を後方・上方・右方に強く圧迫することで視野に入りやすくなります。
それをBURP法といいます。

先生や、先輩の頭の中がセリフになったらいいのに…。笑

麻酔科医師

(声帯見えにくいから)喉押してね!

手術室看護師

(声帯が見えにくいんだな…)喉押しますね!

BURP法のやり方

挿管時、視野に声門が入ってこない場合、甲状軟骨を後方(backward)・上方(upward)・右方(rightward)に強く圧迫(pressure)していきます。

※患者側、挿管者から右です。

オペ看は介助中、声帯は見えないは見えないので、
「もっと右…」とか、そんな感じで麻酔科の先生が指示してくれることが多いです。

sellick(セリック)法とは?

sellick法の目的

sellick法の目的は、胃内容物の嘔吐・誤嚥防止です。
クリコイドプレッシャーともいいます。

先生や、先輩の頭の中がセリフになったらいいのに…。笑

麻酔科医師

(迅速導入で行くから)喉押してね!

手術室看護師

(胃内容物の嘔吐のリスクがあるな…)喉押しますね!

sellick法のやり方

sellick法では、輪状軟骨を約3キロの圧力で後方に圧迫します。

甲状軟骨と気管軟骨の後壁には軟骨が存在しません。
対して、輪状軟骨は上気道の中で唯一全周性に軟骨が存在します。
前方から後方にある第 5 頸椎に向けて圧迫を加えることで、食道を間接的に圧迫・閉塞して、胃内容が逆流するのを防ぐことができます。

カフ注入が終わるまでは圧迫を続けるよ!

カフを膨らませることで気管内への吐物の流入を防止できます。

おわりに

それぞれの目的が理解できましたか?
オペ看は介助中、声帯は見えないは見えないので、麻酔科の先生とコミュニケーションをとることも大事ですね。

目的が理解できれば、大丈夫!

【参考文献】
日本麻酔科学会・周術期管理チーム委員会,周術期管理チームテキスト第4版,日本麻酔科学会,2020,p546‐550

この記事を書いた人
しゅがー

療養病棟3年(准看)→手術室6年(正看)
手術室看護師のお勉強アカウントを運用中✨

「メディカLIBRARY」にエッセイ連載
オペナースしゅがーの脳腫瘍日記

「NURSE LIFE MIX」NLMメイトとして記事連載中
オペ看ラボ
漫画:しゅがーは手術室にはいられない

\フォロワー4.7万人/
Instagramはこちら

ここからシェア
  • URLをコピーしました!
もくじ