【挿管介助の手順】喉頭鏡の向きは?麻酔科医師は声門を見ている?【手術室看護師のお勉強】

挿管介助、緊張する~!
挿管のタイミングが分からない…

今回は、挿管介助についてお勉強しました!

スライドして見てね👍

もくじ

気管挿管とは?

気管チューブを気管に挿入し、気道確保をする器具です。
最も確実な気道確保の方法です。

気管挿管介助

挿管介助の全体の流れ

  1. ポジショニング
  2. 開口
  3. 声門の確認
  4. 気管チューブの挿入
  5. 気管チューブを進める
  6. カフに空気を注入
  7. 挿管の確認・固定

先生の動きと手術室看護師の動き

STEP
ポジショニング
麻酔科医師

枕の高さを少し高めに調整し、頭部を後屈(伸展)し
下顎を前方に出した状態にします。
(スニッフィング位)

手術室看護師

枕の高さの調整が必要そうだったら、お手伝いをします。
喉頭鏡を点灯させ、開口したらすぐに渡せるようにしておきます。

スニッフィング位は、この姿勢により口から声門までが一直線に近づくため、気管挿管の際には最適とされています。

STEP
開口
麻酔科医師

患者さんを開口させます。

手術室看護師

喉頭鏡を点灯させた状態で、挿入方向と一致するように手渡します。

ブレード先端が足側を向くように渡します。

STEP
声門の確認
麻酔科医師

喉頭鏡ブレードを挿入し、喉頭蓋を確認します。
ブレード先端を喉頭蓋まで進めます。
喉頭鏡で喉頭蓋を持ち上げ、声門を確認します。

手術室看護師

声門の確認が困難な場合、BURPを行うことがあります。
すぐに気管チューブが渡せるよう、準備しておきます。

先生は声門から目を離せないため、オペ看はモニターを注意して観察します。

STEP
気管チューブの挿入
麻酔科医師

声門が確認できたら、気管チューブを受け取り、右口角から挿入します。

手術室看護師

先生は声門から目を離せないため、持ちやすく、挿入する向きを合わせて気管チューブを手渡します。
その後、先生がチューブを挿入しやすいように患者の口角を指で軽く引きます。

STEP
気管チューブを進める
麻酔科医師

カフ部分が声門を超えるまで気管チューブを進めていきます。

手術室看護師

※スタイレットがある場合
カフが声門を超えたら、先生の指示でスタイレットを抜きます。

STEP
カフに空気を注入
麻酔科医師

気管チューブを気管支分岐部上約2~3センチに進めたら、喉頭鏡を口腔内から抜きます。
麻酔回路(蛇管)と接続します。

手術室看護師

カフに空気を注入します。
カフを徐々に膨らませ、音を聞いて調整します。
「とりあえずカフ5cc入れて~」って言われる先生もいます。
その場合は、後で先生が調整します。

カフを膨らませることで気管内への吐物の流入を防止できます。

STEP
挿管の確認・固定
麻酔科医師

気管チューブが気管内に正しく挿入されたかを確認します。
※胸郭の動き・両肺野及び心窩部の聴診・カプノメーターの波形
先生が気管チューブをテープで固定します。

手術室看護師

気管チューブが気管内に正しく挿入されたかを確認します。
※胸郭の動き・カプノメーターの波形
先生が聴診をしている間、看護師は気管チューブが抜けないよう口元で把持しておきます。
固定用のテープを渡します。

胸郭の動き気管チューブが深く挿入された片肺挿管では、挿入された気管支側の肺だけが換気され、胸郭の動きに左右差が生じます。
その為、胸郭が左右均等に上下しているかを確認します。
両肺野及び心窩部の聴診左右の前胸部・側胸部の聴診:片肺挿管になっていないか、左右差を確認します。
心窩部の聴診:食道挿管になっていないか確認します。
片肺挿管は、解剖学的に右気管支に起こりやすいです。
カプノメーターの波形換気に合わせて波形が連続的に検出されているかを確認します。
食道挿管ではCO2が検出されないため、波形は得られません。

【参考文献】
武田知子,NEWはじめての手術看護 “なぜ”からわかる、ずっと使える!,メディカ出版,2022,p120‐124

この記事を書いた人
しゅがー

療養病棟3年(准看)→手術室5年(正看)
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