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しゅがー
手術室看護師
准看護師3年(療養病棟)
正看護師6年(手術室)

【資格】
・正看護師
・YMAA認証マーク取得
・KTAA認証マーク取得

【Instagram】
🌸メディカ出版│月刊誌「オペナーシング」にエッセイ連載
🌸メディカ出版│学び方を学ぶ、選択肢を増やす「メディカLIBRARY」にエッセイ連載
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転職エージェントの隠れたリスク!使うべき人の特徴と使わない方がいい理由【手術室看護師の転職】

転職を考えたとき、「エージェントを使った方がいいのかな?」と悩んだことはありませんか?
便利そうに見える反面、「しつこく連絡が来る」「希望と違う求人をすすめられた」など、モヤモヤした経験をした人も少なくありません。

特に手術室看護師の転職は、専門性が高く、求人も少ない分、情報の見極めがとても大切。
この記事では、手術室看護師が転職エージェントを使うメリットとデメリット、そして「使うべき人」「使わない方がいい人」の特徴について、手術室看護師の目線でわかりやすく解説していきます。

もくじ

手術室看護師が転職エージェントを使うデメリット

転職エージェントは便利な反面、「あれ…?」と感じるギャップもあります。
特に手術室に強くないエージェントの場合、現場のリアルな条件を理解していなかったり、希望に合わない求人をすすめられたりすることも。
「思っていた働き方と違った…」と後悔するのは避けたいところ。
上手に活用しないと、かえって転職が遠回りになるリスクもあるのです…。

キャリアアドバイザーからの連絡がしつこい

登録すると、LINEや電話で頻繁に連絡がくることがあります。
「自分のペースで考えたい」という人には、ちょっと負担になることも。
特に夜勤やオンコールがある手術室看護師にとって、しつこい連絡はストレスのもと。
無理に急かされると、大事な判断がブレる原因にもなります。

登録時の電話で「連絡はメールのみ希望」「連絡はLINEのみ希望」と明確に伝えることが大事です。
連絡の頻度や手段を最初に設定しておけば、しつこい連絡を減らせます。

希望条件に合う求人を提案してもらえない

「日勤のみ希望なのに夜勤ありの求人をすすめられた」など、希望と合わない提案がくることもあります。
特に手術室勤務は専門性が高く、条件も細かくなりがち。
しっかり条件を整理して伝えないと、ミスマッチのもとになります。

事前に「譲れない条件」と「妥協できる条件」をリスト化しておき、担当者に具体的に伝えることが重要です。
また、やりとりはメールやLINEなど記録が残る形にしておくと、後から条件を確認しやすく、認識のズレを防げます!

キャリアアドバイザーの専門性が低い場合がある

手術室に詳しくないキャリアアドバイザーだと、仕事内容や勤務形態などの知識が浅いこともあります。
専門性が低いと、こちらの要望や不安にしっかり応えてもらえず、信頼関係を築きにくくなります。

登録後すぐに「手術室の求人に強い方に担当してほしい」と希望を伝えることがおすすめです。
担当者の変更は可能な場合が多いため、合わないと感じたら遠慮せず相談を。
信頼できる担当者と出会えるかどうかが、転職成功のカギになります

事前情報と異なる場合がある

「残業ほぼなしと聞いていたのに、実際はスタッフが少なくて夜まで働かされる…」というように、聞いていた話と違う!というケースも少なくありません。
事前に得られる情報は、あくまで“紹介会社を通しての情報”。
公式な雇用条件とは違うことがあるため、自分で再確認する力も必要です。

面接時に自分で勤務時間や手当の実態を直接確認することが大切です。
事前に聞いた情報と食い違いがないかをチェックし、曖昧な点は遠慮せず質問を。
内定後も雇用契約書の内容をしっかり確認し、納得してからサインしましょう。

転職エージェントを使わない方が良い人

エージェントを使えば便利な面も多いですが、全員に必要というわけではありません。
自分で調べたり交渉したりできる人には、むしろ不要なケースも。
以下のようなタイプの方は、エージェントに頼らず自力で転職活動を進めるほうが、後悔のない選択ができるかもしれません。

国公立病院への転職を希望している人

国公立病院は公的な採用試験を行っており、転職サイトを通じての紹介は基本的にありません。
HPでの募集情報を自分で確認し、直接応募する形になります。
公務員としての雇用になるため、条件や待遇は明確に提示されており、エージェントを介すメリットが少ないのです。

転職先が決まっている人

「ここに行きたい病院がある!」と明確に決まっているなら、転職エージェントを使わず直接応募する方がスムーズです。
病院によっては、直接応募を歓迎しているところも多いので、自主的に動くほうが有利な場合もありますよ!

他人に流されやすい人

「おすすめされると断れない…」「なんとなくその流れで決めちゃった…」そんなタイプの人は、エージェントに流されてしまう可能性があります。
相手はプロなので、説得力のある言葉で提案されがち。
でも、自分にとっての“本当に大事なこと”は、自分にしかわかりません。

手術室看護師が転職エージェントを使うメリット

一方で、手術室勤務の看護師だからこそ、転職エージェントを活用するメリットもあります。
特に「求人が少ない」「条件が複雑」といった悩みがある場合は、エージェントの情報力や交渉力が強い味方になります。
上手に使えば、希望に近い職場と出会うチャンスも広がります。

手術室用の求人を扱っているところも

手術室の求人は、病棟に比べて圧倒的に少ないです。
病院のホームページにも詳細が載っていないことが多く、「募集しているかどうかも分からない…」というケースも。
そんなときに頼りになるのがエージェント!
エージェントによっては、手術室用の求人を扱っているところがあります。
条件が詳しく書かれていたり、現場に詳しい担当者がつくことも!
そのため、自分では見つけられない情報をキャッチできる可能性があります。

手術室手当やオンコール手当の確認ができる

特に手術室では、手術室手当やオンコール手当の有無が給与に大きく影響します。
エージェントなら、直接病院に確認してくれたり、他院との比較もできたりするので、「実際いくらもらえるの?」という疑問をスッキリ解消してくれます。

転職エージェントを利用した方がいい人

転職活動は“自分との対話”でもありますが、誰かのサポートがあった方が安心できるケースもあります。
特に以下のようなタイプの方は、転職エージェントの手を借りることで、より良い転職に近づけるかもしれません。

初めて転職する人

初めての転職は、何から始めていいのか分からないことだらけ。
履歴書の書き方、面接の準備、条件の整理…。
そんなときにエージェントのサポートがあると、道筋が見えてきます。
必要なステップを教えてもらえるので、不安を減らしながら転職活動ができます。

給料交渉が苦手な人

「給料のことって聞きにくい…」「条件交渉って勇気がいる」そんな人こそ、エージェントの出番です。
直接聞きにくいことを代わりに確認してもらえるので、心理的負担がぐっと減ります。
給与や勤務形態など、細かい条件交渉を任せたい人にとっては、強い味方になります。

転職活動に時間を割けない人

日勤・夜勤・オンコール…とにかく忙しい手術室看護師。
求人検索に割ける時間がないなら、希望条件に合った求人をまとめて紹介してくれるエージェントは時短に役立ちます。
空いた時間にLINEでやり取りするだけで情報収集できるので、効率よく転職活動を進められます。

ブランクがある人

手術室からしばらく離れていた人や、育休・病気明けなどでブランクがある方は、「復帰できるか不安…」と感じることも。
そんなときは、ブランクに理解のある職場を紹介してくれるエージェントが心強い存在に。
マニュアルがあったり、研修制度のある病院を紹介してくれることもあります。

キャリアに自信がない人

「このまま手術室で働き続けていいのかな…」とキャリアに迷うこともあると思います。
そんなとき、転職エージェントは“求人紹介”だけでなく、“キャリアの棚卸し”も一緒にしてくれる存在。
これまでの経験やスキルを客観的に見つめ直すことで、自分に合った働き方が見えてきます。

人間関係で悩んでいる人

手術室特有のピリピリした雰囲気に疲れて、「人間関係を変えたい」と思っている人も多いはず。
でも、雰囲気は求人票には書かれていません。
エージェントは、現場のリアルな口コミを持っていることもあるので、「雰囲気重視」で選びたい人にはぴったりです。

おわりに

転職エージェントにはメリットもあれば、リスクもあります。
大事なのは、自分にとって「必要かどうか」を見極めること。
すべてを任せきりにせず、主体的に動くことで、納得のいく転職につながります。
手術室看護師としてのこれまでの経験を、次のステージでしっかり活かせますように。応援しています!

この記事が、手術室看護師のみなさんが納得のいく転職を実現するためのヒントになれば嬉しいです。

この記事を書いた人
しゅがー

自著
総合医学社「オペ看ノート」

メディカ出版「メディカLIBRARY」
エッセイ:オペナースしゅがーの脳腫瘍日記

クラシコ株式会社「NURSE LIFE MIX」
NLMメイトとして記事連載中
記事:オペ看ラボ
漫画:しゅがーは手術室にはいられない

\フォロワー5万人/
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