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しゅがー
手術室看護師
准看護師3年(療養病棟)
正看護師6年(手術室)

【資格】
・正看護師
・YMAA認証マーク取得
・KTAA認証マーク取得

【Instagram】
🌸メディカ出版│月刊誌「オペナーシング」にエッセイ連載
🌸メディカ出版│学び方を学ぶ、選択肢を増やす「メディカLIBRARY」にエッセイ連載
🌸クラシコ株式会社│看護師の毎日を応援するライフスタイルメディア「NURSE LIFE MIX」NLMメイトとして記事連載中

「こんなはずじゃ…」を防ぐ!手術室看護師の転職成功術

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病院の求人情報には、手術室勤務の求人がほとんどない…

転職を考えたとき、「手術室の求人って、少ないな」と感じたことはありませんか?
実際、病院のホームページや求人サイトでは、病棟の募集が中心。
手術室の求人は少なく、あっても詳細が書かれていないケースも多く見られます。

でも、だからこそ――
事前の準備や情報収集が、転職成功のカギを握ります!

この記事では、手術室看護師の転職に役立つポイントをまとめてみました。
手術室だからこそ気をつけたい確認項目や、働き方の選択肢についても詳しく解説します!

もくじ

転職の準備・自己分析

なぜ転職したいのか?

「もっとスキルを活かしたい」「働き方を見直したい」「人間関係がつらい」など、転職を考える理由は人それぞれです。
まずは、自分がなぜ転職したいのかを整理してみましょう。
ここを曖昧にしたままだと、転職後に「思っていたのと違う…」と後悔する可能性も。
今の職場で感じていること、理想の働き方とのギャップを書き出してみると、自分の本音が見えてきますよ。

どんな職場で働きたいか?

手術室といっても、病院によって仕事内容や勤務スタイルは大きく異なります。

スキルアップを目指す?ワークライフバランスをとる?

転職を考えるときに大切なのが、「自分はどんな働き方をしたいのか」をはっきりさせることです。
たとえば、キャリアを積みたい人は、手術が多い総合病院や専門病院で経験を重ねるのが近道。
緊急オペやオンコールもある分、確実にスキルアップできます。

一方で、育児や介護、自分の時間を大切にしたいという人は、勤務形態が安定しているクリニックや地域病院など、生活リズムを整えやすい職場を選ぶのが◎。

どちらが良い・悪いではなく、「今の自分にとって、何を一番大切にしたいか」がポイント。
優先順位を明確にすることで、転職後も満足のいく働き方が実現しやすくなりますよ。

100~500床の総合病院の手術室の場合

総合病院の手術室では、幅広い診療科の手術に関わることができ、スキルアップには最適な環境です。
一方で、オンコールや夜勤があることも多く、業務量はハードになりがち。
忙しさとスキルの両立をどう捉えるか、自分の理想と照らし合わせて考えることが大切です。

小規模病院(20~99床)やクリニックの手術室の場合

眼科や整形外科など限られた診療科での手術が中心で、手術件数も少なめ。
週に3回のオペ日や、病棟だけではなく外来や中央材料室との兼務といった働き方も多いです。
比較的業務が落ち着いている施設が多く、家庭やプライベートを大切にしたい方、ワークライフバランスを重視したい方には向いている環境です。

専門病院や大学病院

専門の病院やクリニックの手術室では、特定の分野に特化した高度な手術に関わることができます。
たとえば、脳外科、心臓外科や移植手術、形成外科など、大学病院や専門病院で多く扱われ、より専門性の高い看護技術が求められます。
また、美容外科や自由診療のクリニックでは、患者対応や接遇のスキルも重要になります。

どんな働き方をしたいか――スキルアップを重視するのか、家庭やプライベートを大切にしたいのか。
それぞれの職場の特徴を理解し、自分の希望や目標を明確にすることで、後悔のない転職につながります。

手術室転職!必ずチェックしたいポイント

手術室手当・オンコール手当は必ずチェック!

手術室勤務には、オンコールや夜勤など特殊な業務が含まれることが多いため、「手術室手当」や「オンコール手当」の有無は必ず確認しましょう。
実はこの手当、あるかないかで年収にして約60万円も差が出ることも。
求人票だけでは分かりにくい場合も多いため、見学や面接時に直接確認するのが安心です。
細かい手当の金額だけでなく、「何回オンコールがあるのか」「実際どれくらい呼ばれるのか」といったことも聞いておくと、入職後のギャップを減らすことができます。

手術室の規模や人員体制もチェック

手術室の規模やスタッフの人数によって、1人あたりの業務量は大きく変わります。
たとえば「手術室が6部屋稼働していて看護師が8人」では、かなりタイトな勤務になることが予想されますよね。
見学の際は「1日に稼働している部屋数」「何科がどれくらい使っているか」「スタッフの配置はどうなっているか」を確認しておくと安心です。
急に人が休んだときのフォロー体制があるのかなども見ておくと、実際の働きやすさがイメージしやすくなりますよ。

シフトや残業の実態、家庭との両立は可能か?

転職先を選ぶうえで、シフトのパターンや残業の有無はとても大切なポイントです。
求人票には「残業あり」「シフト制」とだけ書かれていても、実際には毎日のように残業が発生していた…なんてことも。
特に子育てや介護など、家庭との両立を考えている方は、「時間通りに帰れる雰囲気か」「希望休が通りやすいか」などを事前に確認しましょう。
実際に働いているスタッフの表情や、勤務後の残り具合なども見学時のチェックポイントです!

私がいた手術室では、早番・日勤・遅番、と3つのシフトが組まれていて、定時から足が出た手術は遅番が交代し、日勤は残業なしで帰れる制度がありました。

教育体制や中途入職へのサポートはある?

転職後の不安を減らすためには、教育体制が整っているかどうかも大切なチェックポイントです。
中には、「看護師3年目なら説明しなくても分かるよね!」と、いきなり初めてのオペに入らされる職場も…!
見学や面接の際には、教育体制やサポート体制をしっかり確認しておきましょう。

マニュアルがあるか、プリセプター制度が中途入職にも適用されるか、チェックリストで進捗管理されているかなどを聞いておくと安心です。
また「業務の流れは誰が教えてくれるのか」「いつまでに独り立ちする想定か」も質問しておくと、入職後のイメージが具体的になりますよ。

手術内容や症例数を事前にチェック!

自分がどんな手術に関わるかは、働きがいにも直結する大切なポイント。
病院のホームページには年間手術件数や、力を入れている診療科が掲載されていることも多いので、事前にチェックしておきましょう。
ただし、掲載情報が古かったり、実際の稼働状況とズレていることもあります。
見学時には「最近の手術件数」「科ごとの割合」「今後増える予定の手術」などを具体的に質問しておくのがおすすめです。
自分の得意な分野を活かせるか、新たなスキルを伸ばせるか、確認するチャンスです!

兼務業務の有無も忘れずに!

手術室勤務といっても、業務は手術介助だけとは限りません。
病院によっては、外来・病棟・中央材料室(中材)・カテーテル室などとの兼務があることも。
こうした兼務があると、スケジュール管理や体力的な負担に直結します。
特に手術日以外の勤務がどうなっているか、週の中での業務バランスはどうかを確認しましょう。
また、「手術がない日は何をしているのか?」も要チェックポイント。
思っていたより業務の幅が広かった…と後悔しないよう、事前にしっかり聞いておくと安心です。

病棟リリーフがあるのかも、とても気になりますよね…

見学はマスト!現場の“空気”を自分の目で

求人情報だけでは分からないこと、実はたくさんあります。
だからこそ、見学は絶対におすすめ。
現場の雰囲気やスタッフ同士のやりとり、休憩の取りやすさなど、実際に足を運ばないと見えない情報がたくさんあります。

とくに確認しておきたいのは、
「現在の手術件数はどれくらいか?」
「1日の流れはどうなっているか?」
「中途採用者はどんなふうに働いているか?」など。

公式サイトに載っている情報が古いこともあるので、見学時に直接聞いて、リアルな情報を手に入れましょう。
現場を見て、「ここで働きたい」と思えるかどうか、自分の直感も大切です!

情報収集・転職方法の選択

転職を成功させるには、まず“正確な情報を集めること”が何より大切です。
「求人を見て応募したけど、実際は全然違った…」なんてことを防ぐためにも、いくつかの方法を組み合わせて情報を集めましょう。

病院・施設のホームページから直接応募

病院の方針や診療科の情報が載っているので、雰囲気を知るのには◎。
ただし、求人の更新頻度が低く、手術室の求人は詳細が載っていないケースも多いです…。

ハローワークやナースセンター

地域密着型の求人には強いですが、手術室の求人は少なめ。
施設の規模や特徴までは分かりにくいことも。

転職エージェントの利用

条件に合った職場の紹介だけでなく、面接の調整や条件交渉、見学の手配までサポートしてもらえるのが魅力。
自分では得られない“内部情報”も教えてもらえるので、初めての転職でも安心です!

ただし、エージェントによっては手術室の求人をあまり扱っていないこともあります。
「手術室で働きたい」という希望がある場合は、手術室の求人紹介に強いエージェントを選ぶのがポイントです。
どのエージェントに相談するかで、出会える求人の幅も変わってきますよ。

手術室の求人紹介に強いエージェントを選ぶのがポイント

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手術室看護師におすすめの転職エージェント

手術室の求人は数が限られていたり、詳細な情報が見つけにくいこともあります。
そんなときに心強いのが、転職エージェントの存在です。
専門のキャリアアドバイザーが希望に合った職場を一緒に探してくれるので、条件に合う求人と出会いやすくなります。

ここでは、手術室看護師の転職におすすめのエージェントを2つご紹介します。

看護roo!

手術室看護師から圧倒的な支持を集めたのが【看護roo!】。
その理由は、10年以上にわたる看護師の転職支援実績と、豊富な求人情報にあります。
手術室専用の求人が多く掲載されており、「手術室手当」や「オンコール対応」など、手術室ならではの条件が明確に記載されているため、比較検討がしやすいのも魅力です。

さらに、初めての転職でも安心できるよう、無料で「転職サポートブック」がもらえます。
履歴書の書き方や円満退職のコツなど、転職に必要な知識をイラストやマンガでわかりやすく学べます。

「何から始めればいいか分からない…」という方でも、親身なアドバイザーが丁寧にサポートしてくれるので、安心して一歩を踏み出せますよ。

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手術室看護師からの評価が高かった【レバウェル看護】!
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「手術室手当」や「オンコール手当」など、手術室看護師にとって重要な条件がわかりやすく年収UPを目指す方にはぴったりのサイトです。

また、レバウェル看護は年間4,000回以上の職場訪問を実施しており、現場のリアルな情報をアドバイザーがしっかり把握。
「どんな雰囲気?人間関係は?教育体制は?」といった気になるポイントも丁寧に教えてくれます。

LINEでのやり取りや、希望に合わせた柔軟な対応も好評。
「まずは情報収集だけしたい」という段階でも、気軽に利用できますよ!

おわりに

手術室看護師の転職は、病棟看護師とは違った視点や確認ポイントがたくさんあります。
だからこそ、自分にとっての「理想の働き方」や「譲れない条件」をしっかり整理し、事前に情報を集めておくことが何より大切です。

転職は、不安もあるけれど、自分の可能性を広げるチャンスでもあります。
「もう一度、手術室で頑張りたい」「新しい環境で自分らしく働きたい」――そんな気持ちを大切に、焦らず自分のペースで進んでいきましょう。

この記事が、手術室看護師として次の一歩を踏み出すヒントになれば嬉しいです。
あなたにとって、納得のいく転職になりますように!

この記事を書いた人
しゅがー

自著
総合医学社「オペ看ノート」

メディカ出版「メディカLIBRARY」
エッセイ:オペナースしゅがーの脳腫瘍日記

クラシコ株式会社「NURSE LIFE MIX」
NLMメイトとして記事連載中
記事:オペ看ラボ
漫画:しゅがーは手術室にはいられない

\フォロワー5万人/
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もくじ