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しゅがー
手術室看護師
准看護師3年(療養病棟)
正看護師6年(手術室)

【資格】
・正看護師
・YMAA認証マーク取得
・KTAA認証マーク取得

【Instagram】
🌸メディカ出版│月刊誌「オペナーシング」にエッセイ連載
🌸メディカ出版│学び方を学ぶ、選択肢を増やす「メディカLIBRARY」にエッセイ連載
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【手術室看護師の転職】志望動機の書き方のポイントを徹底解説【例文あり】

手術室看護師として転職を考えたとき、必ずといっていいほど悩むのが「志望動機」の書き方です。
病棟とは異なる専門性が求められる手術室では、採用側もスキルや適性を重視して選考を進めます。
そのため、ありきたりな内容では「この人に来てほしい」と思ってもらうのは難しいかもしれません…。

今回の記事では、志望動機の考え方や書き方のコツを徹底解説!
実際に使える例文もご紹介します。
自分らしさが伝わる志望動機で、転職成功の一歩を踏み出しましょう!

もくじ

志望動機が大事な理由

志望動機は、履歴書や面接で「この人はなぜうちの病院を選んだのか?」を伝える大切なパートです。
特に手術室看護師の場合、どの診療科が得意なのか、経験をどう活かしたいのかといった“目的の明確さ”が重視されますよね。
「どこでもいい」印象を与えてしまうと、マイナス評価になることも…。
採用担当者は「なぜ当院なのか」「何ができるのか」「今後どうなりたいのか」を見ていると思います。
だからこそ、志望動機には“あなたらしさ”と“具体性”をしっかり込めることが大切なんです!

志望動機に書くべき3つの要素

志望動機には、次の3つの要素を意識して書くと、グッと説得力が増します。

  1. なぜその病院なのか(共感・興味)
     例:理念や教育体制に共感した、設備や診療体制に魅力を感じたなど。
  2. 自分の経験や強み(スキル・実績)
     例:診療科の経験、緊急手術の対応スキル、麻酔の知識など。
  3. 今後のビジョン(成長意欲・貢献)
     例:新しい診療科の手術に挑戦したい、後輩指導に関わりたいなど。

この3つを意識すれば、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる志望動機になりますよ!

志望動機を書くときのNGパターン

志望動機でやりがちなのが、「なんとなく良さそう」「家から近いから」といった“他でも通用する理由”だけを書くこと。
たとえば、「貴院の雰囲気が良かったから」だけでは、どの病院でも言える内容になってしまい、熱意が伝わりません。
また、自分の希望ばかり押し出して「夜勤が少ない職場を希望します」など、条件面だけを強調するのもNG。
採用側は「うちで頑張ってくれる人かどうか」を見ているはずです。
「この病院だから働きたい」「経験を活かして貢献したい」という視点を忘れずに、自己アピールとバランスよく書きましょう!

志望動機の書き方の流れとポイント

前向きな表現でまとめる

志望動機は、履歴書の中でも自分らしさを伝えられる貴重な欄です。
限られたスペースの中で、採用担当者に「会ってみたい」と思わせるには、ポイントを押さえた構成がカギになります。

転職理由にネガティブな内容があっても、「新しい環境で学びを深めたい」「さらに成長したい」など、前向きな言葉に置き換えることで、印象がぐっと良くなります。

自分の言葉で書く

ネットにある例文をそのまま使うのではなく、自分の体験や想いを盛り込むことが大切!
実際に関わったエピソードや、自分なりの視点があると、ぐっと説得力が増します。

志望先についてしっかり調べる

病院の理念や看護方針、取り組んでいる診療科などを調べておくと、「ちゃんと理解したうえで応募しているんだな」と好印象につながります。
見学で感じた印象なども具体的に書けると◎。

「ここで長く働きたい」という意欲を伝える

採用側は、できるだけ長く働いてくれる人を求めているはずです。
「この職場で経験を積み、専門性を高めていきたい」といった将来像を示すと、安定した印象を与えることができます。

面接で話せる内容にしておく

履歴書に書いた志望動機は、面接でも必ず話題になります。
丸暗記ではなく、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
書ききれなかった熱意や背景を補足できるとより好印象ですよね!

文字数は200~300文字を目安に

履歴書欄の大きさに合わせて、志望動機は200〜300文字程度にまとめるのがベスト。
短すぎると熱意が伝わらず、長すぎると読みづらくなるので注意が必要です。

基本の構成を意識して書く

「志望した理由」→「その背景(経験・想い)」→「この職場でどう活かしたいか」という順で書くと、自然と読みやすくなります。
採用担当者が“あなたの姿”をイメージできる文章を目指しましょう。

タイプ別!志望動機の例文

志望動機は「その人の立場」や「転職理由」によって書き方のポイントが変わってきます。
たとえば、新人で経験を積みたい人と、経験者としてスキルを活かしたい人とでは、伝えるべき内容も異なりますよね。
ここでは、よくある4つのパターンに分けて、手術室看護師向けの志望動機の例文をご紹介します。
そのまま使える雛形としてだけでなく、自分の状況にあてはめてアレンジできるように構成していますので、ぜひ参考にしてください!

経験3年・スキルを活かして転職したい場合

すでに手術室での経験がある方は、これまでの実績や得意な診療科をアピールしつつ、「なぜ次の職場でさらに成長したいのか」を具体的に伝えるのがポイントです。
経験を活かしてどう貢献できるかまで書くとGOOD!


前職では整形外科・外科領域の手術を中心に担当し、緊急手術の対応にも携わってきました。
手術看護のスキルをさらに高めたいと考える中で、幅広い診療科と教育体制が整っている貴院に魅力を感じ、志望いたしました。
これまで培った経験を活かしつつ、新たな診療領域にも積極的に挑戦し、即戦力としてチームに貢献していきたいと考えています。

手術室未経験から挑戦したい場合

病棟勤務など他部署から手術室へチャレンジする場合は、「なぜ手術室で働きたいと思ったのか」をしっかり伝えることが大切です。
経験がないことを正直に伝えた上で、学ぶ姿勢や意欲を具体的にアピールしましょう。

例:
これまで急性期病棟で勤務し、術前・術後の看護に携わる中で、手術に関わる看護の重要性を強く感じるようになりました。
患者さんの安全を支えるチーム医療の一員として、手術看護を学び、成長したいと考えています。
教育体制の整った貴院で、一からしっかり学び、早期に戦力となれるよう努力していきたいと考え、志望いたしました。

ブランク明けで復帰したい場合

出産や介護、体調不良などで一時的に現場を離れていた場合でも、ブランクを前向きに伝えることが大切です。
「なぜ今また現場に戻りたいのか」「どんな準備をしてきたのか」を書くことで、誠実さと意欲が伝わります!

例:
出産・育児のため、2年間看護の現場を離れていましたが、復職に向けて書籍での学習を続けてきました。
なかでも以前から関心のあった手術看護の分野に改めて挑戦したいという思いが強くなり、今回応募いたしました。
教育支援が整っている貴院で、一から丁寧に学び直し、努力していきます。

経験1年未満で転職する場合

経験が浅いうちの転職は、「なぜ早期に環境を変えるのか」「次の職場でどう頑張りたいのか」を丁寧に伝えることが大切です。
ネガティブな理由は避け、前向きな成長・意欲を軸にしましょう。

例:
入職後、手術看護に強く関心を持ち、より多くの症例や専門的な知識を学びたいと考えるようになりました。
現職では手術件数が少なくなかなか経験が十分に積めないことから、幅広い診療科と教育体制が整っている貴院に魅力を感じ、貴院を志望いたしました。
経験は浅いですが、基本を大切にしながら、先輩方の指導のもとで確実に成長し、現場に貢献できる看護師を目指してまいります。

まとめ

手術室看護師としての転職では、専門性の高さゆえに「志望動機」がとても重要なポイントになります。
採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうためには、あなた自身の経験や思いを、自分の言葉で丁寧に伝えることが大切です。
志望動機に正解はありません。
大切なのは、「なぜその職場なのか」「自分はどう成長したいのか」という“想い”を、あなたらしく表現すること。
今回ご紹介したポイントや例文をヒントに、あなただけの志望動機をブラッシュアップしてみてくださいね。
納得のいく志望動機で、新しい一歩を踏み出せますように!

この記事を書いた人
しゅがー

自著
総合医学社「オペ看ノート」

メディカ出版「メディカLIBRARY」
エッセイ:オペナースしゅがーの脳腫瘍日記

クラシコ株式会社「NURSE LIFE MIX」
NLMメイトとして記事連載中
記事:オペ看ラボ
漫画:しゅがーは手術室にはいられない

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