志望動機の書き方で悩んでいる看護師の方は多いですよね…
良い志望動機を書くためには、自己分析と情報収集が重要です。
この記事では、看護師の志望動機の書き方の流れやポイント、志望動機の具体例を解説していきます。
記事を読むと、看護師の志望動機の書き方がわかり、自分の魅力を最大限に伝えられますよ!
看護師の志望動機の書き方の流れ
看護師の志望動機の書き方の流れは、以下のとおりです。
- 自己分析をする
- 志望先の情報を収集する
- 具体的なエピソードを盛り込む
- 200~300文字にまとめる
良い志望動機を書くためには、適切な手順を踏むことが重要になります。
自己分析をする
自己分析の方法は、以下のとおりです。
- 自分の強みや弱みを理解する
- 経験やスキルを洗い出す
- 自分の価値観や目標を明確にする
- 他の人からのフィードバックを参考にする
- 自分の得意や興味があることをリストアップする
自己分析を行うことは、志望動機を明確にするために重要になります。
志望先の情報を収集する
志望先の情報を収集するために確認するポイントは、以下のとおりです。
- 病院の公式サイト:理念やビジョン
- スタッフのインタビューやブログ:現場の雰囲気や働く人のリアルな声
- 志望先の口コミ:病院の実際の評価
- 医療ニュースや業界誌:志望先の最新情報
- 求人情報や採用ページ:病院の求める人物像や働き方
情報収集をしっかり行うことで、具体的かつ説得力のある志望動機を書けます。
具体的なエピソードを盛り込む
志望動機には、具体的なエピソードを盛り込むことが重要です。
具体的なエピソードを盛り込むことで、志望動機の説得力が増し、自分の熱意を伝えやすくなります。
盛り込むべき具体的なエピソードは、以下のとおりです。
- 実習中に経験したできごと
- 患者さんとの触れ合いから得た学び
- 祖母が入院した病院で感銘を受けた看護師の対応
- 急性期病棟で得た経験とスキル
- 小児科での実習で感じたコミュニケーションの大切さ
具体的なエピソードを盛り込むことで、志望動機に個性が生まれ、採用担当者に強い印象を与えられます。
200~300文字にまとめる
志望動機は、200~300字以内にまとめましょう。
面接官や採用担当者が、短時間で多くの応募書類を確認するため、長すぎると読み手に負担がかかります。
自己分析や志望先の情報、自分自身のエピソードを組み合わせて、具体的かつ簡潔に志望動機を書きましょう。
自分の熱意以外に、志望先の魅力や共感するポイントに触れることも重要です。自分の強みが志望先でどのように役立つのかもアピールしましょう。長期的に働く意欲を示し、信頼性を高めておくことも重要です。
看護師の志望動機に必要な要素
志望動機を効果的に伝えるためには、盛り込むべき必要な要素があります。
看護師の志望動機に必要な要素について、以下の3つを解説します。
- 経験
- 志望先の魅力
- 生かせる強み
以上の要素を取り入れることで、説得力のある志望動機の作成が可能です。
経験
看護師の志望動機において、経験は重要な要素です。
積み重ねてきた具体的な経験を示すことで、看護師としての実力や志望先への適性をアピールできます。
アピールすべき経験は、以下のとおりです。
- 急変患者への対応:緊急時の対応力
- チーム医療での経験:チームプレイヤーとしての適性
- 特定の診療科目での経験:専門的なスキル
- 新人教育や指導経験:リーダーシップや教育能力
経験を具体的に示すと、志望動機の説得力を高められます。
志望先の魅力
看護師の志望動機では、志望先の魅力も盛り込みましょう。
志望先の魅力と自分の経験やキャリアプランとを関連付けることで、採用担当者によりアピールできます。
状況に応じて下記のように記載しましょう。
- 病院の理念に共感している場合
- 「貴院の『患者の主体性を尊重し発揮できる医療を提供する』という理念に深く共感しています。」
- 教育プログラムが充実している場合
- 「貴院が提供する研修プログラムを通して、スキルをさらに磨きたいと考えています。」
志望先の魅力と自分の前向きな姿勢を示すことで、病院側にとってより魅力的な人材になります!
生かせる強み
看護師の志望動機では、生かせる強みを伝えましょう。
生かせる強みを明確にすることで、志望先にどのように貢献できるかを伝えられます。
以下のように、強みと経験をセットで伝えると効果的です。
- コミュニケーション能力が高い:患者と家族に対して円滑な関係を築いた経験
- 柔軟な対応力:トラブルに対処した経験
- チームワーク:他のスタッフとの協力で成功した経験
- 深い専門知識とスキル:医療機器の操作技術や緊急時の対応の経験
生かせる強みを志望動機に加えることで、採用担当者に自分の能力をより具体的に伝えられます。
他の応募者との差別化を図り、採用される確率を高めましょう。
【看護師】志望動機の書き方のポイント
志望動機の書き方のポイントは、以下のとおりです。
- 志望先の情報をしっかり調べる
- 前向きな思いを伝える
- 長く働けることをアピールする
上記のポイントを押さえると、期待に応えられる人材だとアピールできます。
志望先の情報をしっかり調べる
志望動機を明確に伝えるためには、志望先の情報をしっかり調べておくことが重要です。
詳細な情報を把握することで、志望動機の説得力が格段に上がります。
調べるべき志望先の情報は、以下のとおりです。
- 病院の基本情報(設立年、規模、所在地)
- 医療施設の理念やビジョン
- 特徴や専門性
- 地域社会への貢献活動
- 働く環境や福利厚生
- 病院の最新ニュースやイベント情報
- 募集要項や求める人材像
- 過去の看護師のインタビューや体験談
志望先の特性や求める人材像に合わせた志望動機を書きましょう。
前向きな思いを伝える
看護師の志望動機では、前向きな思いを伝えることが重要です。
前向きな思いを伝えることで、採用担当者に良い印象を与えられます。
以下のような前向きな思いを、志望動機に盛り込みましょう。
- 自分の夢や目標
- 自分の成長意欲
- 志望先で達成したいこと
前向きな思いと志望先の特徴に関連させて、志望先でどう成長できるかを示すとより効果的です。
長く働けることをアピールする
看護師の志望動機では、長く働けることをアピールしましょう。
長く働けることに説得力を持たせるためにも、長期的なキャリアプランを示すことが重要です。
以下のような方法があります。
- 志望先の特徴と自分のキャリアプランを関連させる
- 「私は貴院の理念に強く共感しており、貴院で長期的にキャリアを重ねたいと考えています。」
- 職場の文化や価値観に共感していることを示す
- 「貴院の患者中心の医療理念に共感しており、私もその一翼を担いたいと考えています。」
自分の成長意欲を強調することで、長く働くことへの前向きな姿勢のアピールが可能です。
【診療科目別】看護師の志望動機の例文
看護師の志望動機は、診療科目別に考えることでより効果的にアピールできるようになります。
診療科ごとに求められるスキルや役割が、異なるからです。
看護師の志望動機について、下記の診療科目別に解説します。
- 内科
- 外科
- 小児科
- 産婦人科
- 救急科
- 精神科
- 手術室
内科
【例文】
内科を志望する理由は「患者とのコミュニケーションを重視し、信頼関係を築くこと」に魅力を感じたためです。慢性的な疾患を持つ患者に対して、長期的なケアを提供できるのも大きな魅力だと思っています。
広範な疾患に対応できるよう、幅広い知識を身に付けたいと思っています。身に付けた知識をもとに、糖尿病や高血圧など、日常生活に関わる疾患の管理を通じて、患者の生活の向上に貢献したいです。
外科
【例文】
緊急対応や手術後のケアに挑戦したいので、外科を志望しました。急性期の患者に対する迅速かつ適切な対応力を身に付け、患者の回復に貢献したいと考えています。チーム医療における連携に魅力を感じており、術後のリハビリテーションなどを通じて、患者の早期回復に貢献したいです。
小児科
【例文】
子どもたちの成長を見守り、健康を支える仕事に魅力を感じているため、小児科を志望しました。前職では、子どもと家族に対するサポートを提供することにやりがいを感じていました。発達段階に応じたケアを学びたいと思っています。
産婦人科
【例文】
産婦人科を志望した理由は、妊娠・出産をサポートし、母子の健康を守る仕事に魅力を感じたからです。生涯に一度の特別な瞬間に立ち会うことに、大きな責任とやりがいを感じています。
救急科
【例文】
緊急事態に迅速かつ的確に対応するスキルを磨きたいと思い、救急を志望しました。高度な判断力と技術を身に付け、患者の命を救いたいと考えています。ストレスフルな環境で、冷静に対応できるようになりたいとも考えています。
精神科
【例文】
精神的な問題を抱える患者の支援に関心があるため、精神科を志望しました。患者の心に寄り添い、安心感を提供できる看護師になりたいと思っています。精神科特有のアプローチや治療法を学んで、より効果的な支援をします。カウンセリングや集団両方を通じて、患者の心の健康をサポートできるようになりたいです。
手術室
【例文】
手術室を志望する理由は、迅速かつ正確な判断力が求められる環境で、チーム医療の一員として働くことに魅力を感じたからです。最先端の医療技術を学び、手術のサポートできるよう尽力したいと考えています。
看護師の志望動機を書く際に避けるべきポイント
看護師の志望動機を書く際に避けるべきポイントは、以下のとおりです。
- 立地や福利厚生を主な理由にしない
- 受け身な印象を与える内容を書かない
- 例文の丸写しを避ける
立地や福利厚生を主な理由にしない
看護師の志望動機を書く際は、立地や福利厚生を主な理由にしないことが重要です。
立地や福利厚生などの要素では、採用担当者に良い印象を与えられません。
立地や福利厚生を主な理由にしないために押さえるべきポイントは、以下のとおりです。
- 周りに便利な環境があることを理由にしない
- 通勤のしやすさを強調しすぎない
- 福利厚生が充実している点だけを強調しない
- 給与や待遇面を理由として挙げない
看護師の志望動機では、具体的な経験やスキルや志望先での目標を中心にしましょう。
受け身な印象を与える内容を書かない
看護師の志望動機では、受け身な印象を与える内容を書かないことが重要です。
「○○だから応募した」「指示されたからした」などの受動的な表現ではなく、自分の意思や目標を明確に示しましょう。
主体的な姿勢を伝えるために、具体的な行動や成果をアピールすることが重要です。
「~したい」などの曖昧な表現ではなく「~を達成した」「~を実現した」と具体的に示すことで、主体的な姿勢が伝わります。採用担当者に、前向きな姿勢をアピールしましょう。
例文の丸写しをしない
看護師の志望動機では、例文をそのまま使ってはいけません。
自分自身の経験や考えを反映したオリジナルの志望動機でなければ、採用担当者に響かないからです。
例文を参考にすることは悪くありませんが、単なる丸写しでは独自性が失われます。
例文をそのまま使った場合、採用担当者は違和感を持ちやすいです。
採用される可能性が低くなります。看護師の志望動機では、自分の経験やエピソードを交えて、オリジナルの志望動機を作成することが重要です。過去の患者とのエピソードや、特定の診療科目に興味を持った理由を盛り込みましょう。具体的で説得力のある志望動機になります。
オリジナルな志望動機を書くことで、採用担当者に真摯な姿勢を示せ、面接で自然なやり取りができますね!
まとめ
効果的な看護師の志望動機を書くためには、自己分析と志望先の情報収集が欠かせません。
具体的なエピソードを盛り込んで、志望動機に説得力を持たせましょう。
経験や志望先の魅力、生かせる強みを含めることで、採用担当者に熱意やスキルを伝えられます。
看護師の志望動機では、前向きな思いや長く働けることを、アピールすることも重要です。
立地や福利厚生を主な理由にせず、受け身な印象を持たれないようにしましょう。
例文の丸写しではなく、自分の経験やエピソードを盛り込むことで、オリジナリティのある志望動機を作成できます。
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