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しゅがー
手術室看護師
准看護師3年(療養病棟)
正看護師6年(手術室)

【資格】
・正看護師
・YMAA認証マーク取得
・KTAA認証マーク取得

【Instagram】
🌸メディカ出版│月刊誌「オペナーシング」にエッセイ連載
🌸メディカ出版│学び方を学ぶ、選択肢を増やす「メディカLIBRARY」にエッセイ連載
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【例文あり】手術室看護師の自己PR書き方|履歴書で差がつくポイントとは?

履歴書や転職書類の中でも、ちょっぴり書きにくいのが「自己PR」欄。
「これといって特別なことをしていないし…」「アピールって、なんだか苦手…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

でも実は、日々の業務の中で当たり前にやっていることこそが、立派な“あなたらしさ”なんです。
特に手術室では、他の職場では見えにくい専門性が、自己PRの強みになります。

この記事では、自己PRをうまく書くためのポイントと、手術室看護師にぴったりな例文を紹介します。
履歴書で「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる自己PR、一緒に考えてみましょう!

もくじ

自己PRと志望動機の違いって?

「自己PR」と「志望動機」、どちらも似たようなことを書く気がして迷ってしまう…という方も多いですよね。
でも、この2つにはちゃんとした違いがあります。

自己PRは「私はこんな看護師です」と、自分の強みや人柄をアピールするパート。
一方、志望動機は「だからこの職場を選びました」と、応募先とのマッチングを伝える部分です。

たとえば、「冷静な判断力が強みです(自己PR)」→「だから緊急対応が多い貴院の手術室で働きたい(志望動機)」というように、つながりを意識して書くと、説得力もアップしますよ!

手術室看護師の自己PRの書き方

「自己PRって、何を書けばいいの?」
履歴書に向かって手が止まってしまったこと、ありませんか?

特に手術室看護師は、専門的な業務が多く、自分の強みや経験をどう言葉にすればいいのか悩みがち。
でも、毎日の仕事の中で積み重ねてきたことこそが、あなたの“らしさ”であり、立派なアピールポイントなんです。

まずは「強み」を洗い出そう

自己PRを書くときに最初にすることは、「自分の強み」を見つけること。
でも「強みって言われても…」と悩んでしまう方も多いですよね。
そんなときは、これまで褒められたことや、自分が大切にしている仕事の姿勢を思い出してみてください。
「ミスが少ない」「状況判断が得意」「チームへの気配り」など、日常の中にあなたの魅力が隠れているはず!

エピソードで具体性をプラス

強みが決まったら、それを裏付けるようなエピソードを添えてみましょう。
たとえば「緊急手術で予測外の術式変更がありましたが、落ち着いて対応できた」など、現場での具体的な経験があると説得力がグンと増します。
難しいことを書く必要はなく、「こんなことがあったな」と思い出して素直に書くのがポイントです。

“手術室らしさ”を意識しよう

手術室看護師ならではの強みをアピールするのも効果的!!
たとえば「限られた時間での準備力」「術野の変化に即対応する力」「チームの動きを読み取る観察力」など。
病棟とは違う特性を意識して書くと、専門性が伝わります。
「これって手術室だからこそ必要な力だよね」と感じる部分をぜひ活かしてください。

未来の働き方につなげよう

最後に、今後どんなふうに働いていきたいかを添えると、前向きな印象になります。
「これまで培った力を、もっと多くの症例に関わる現場で活かしたい」「新人指導にも携わっていきたい」など、あなたの“これから”を少しだけ言葉にしてみましょう。
自己PRがぐっと魅力的になりますよ。

自己PRの書くときの注意点

なんとか自己PRを書いてみたものの、「これで本当に伝わるのかな…?」と不安になること、ありませんか?
自分をアピールしようとするあまり、空回りしてしまったり、逆に無難な表現になりすぎたり――自己PRって、意外とバランスが難しい…。

ここでは、履歴書に書くときにありがちな落とし穴や、印象を良くするためのちょっとした工夫をまとめました。
読み返す前のチェックポイントとして、ぜひ活用してみてくださいね。

「抽象的な言葉」だけで終わらないようにする

「協調性があります」「責任感があります」といった言葉だけでは、印象に残りにくいもの。
もちろん大事な要素ではありますが、それを“どう発揮したか”が伝わってこそ、自己PRとしての意味が出てきます。
できるだけ「いつ・どこで・どんな場面で活かしたか」をセットにすると、内容に厚みが出て読み手の記憶にも残ります。

「ただの経験紹介」にならないように注意

自己PR欄が、ただの職務経歴や業務内容の羅列になってしまうのはよくあるパターン。
「~を経験しました」「~を担当していました」だけでは、あなたの魅力が見えにくくなってしまいます。
その経験を通じて「何を学んだか」「どう成長したか」まで書くことで、読み手に“人となり”が伝わりやすくなりますよ。

ネガティブな表現はポジティブに変換

「私は不器用で…」「経験が浅くて自信がなく…」など、自信のなさがにじむ文章は、つい書いてしまいがち。
でも、読む側としてはポジティブな印象を持ちたいものです。
「慎重さを大切にしています」「学びを積み重ねながら成長中です」といったように、言い回しを前向きに整えるだけで、自己PRの雰囲気がグッと良くなりますよ!

盛りすぎ・背伸びしすぎに注意

良く見せようとして、つい「ちょっと盛っちゃった…」なんて経験、ありませんか?
でも、自己PRで大切なのは「背伸びした自分」ではなく「今の自分」。
自分を大きく見せるよりも、誠実さや実直さが伝わるほうが、採用側の信頼に繋がるのではないか、と思います。
今ある等身大の強みを、丁寧に言葉にしてあげてくださいね。

手術室看護師の自己PRの例

ここでは、手術室看護師として伝えやすい「判断力」「チームワーク」「丁寧さ」「学ぶ姿勢」などの視点から、例文を紹介します。
自分の経験や強みに近い内容があれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。
構成の型に沿って、あなたらしい言葉に置き換えるだけでも、立派な自己PRになりますよ。

【判断力・対応力】をアピールしたい場合

急変対応やイレギュラーな場面にも落ち着いて対応してきた経験がある人におすすめ。

例:
私は、冷静な判断力に自信があります。
予定と異なる術式に変更になった際も、医師の意図を汲み取りながら器械の準備を迅速に対応し、手術の進行をサポートできました。
慌ただしい場面でも落ち着いて対応する姿勢を大切にしてきました。
貴院でも急変やイレギュラーな場面に備え、冷静に動ける看護師として貢献していきたいです。

【チームワーク・協調性】をアピールしたい場合

チーム全体を見渡しながら動ける人や、多職種との連携が得意な人におすすめ。

例:
私は、チームで連携する力を大切にしています。
器械出しだけでなく、麻酔導入や環境整備も積極的に関わり、スタッフ全体の動きを見て先回りした行動を意識しています。
医師や臨床工学技士とも円滑にやり取りできる関係づくりに努めてきました。
貴院でも、他職種と連携しながら、チームの一員として安心できる手術環境を支えていきたいです。

【丁寧さ・正確さ】をアピールしたい場合

ミスを防ぐための確認や準備を徹底してきた人におすすめ。新人指導の経験がある人にも◎。

例:
私は、細かい作業を丁寧に行うことを得意としています。
器械の準備やカウントではダブルチェックを習慣づけ、確認を怠らず、ミスを防ぐ意識で取り組んできました。
また、後輩指導では“根拠を伝える”丁寧さを意識して接しています。
貴院でも、安全性を最優先に、丁寧で確実な看護を実践していきたいと考えています。

【学ぶ姿勢・成長意欲】をアピールしたい場合

経験が浅い人や、これからさらに成長していきたいという意欲を伝えたい人におすすめ。

例:
私は、新しいことを学ぶ姿勢を大切にしています。
入職当初は分からないことが多く戸惑いましたが、その都度振り返りを続け、先輩のアドバイスをノートにまとめるなど、自主的に知識を積み重ねてきました。
これからも積極的に学び続け、貴院のチームの中でも役立てるよう努力を続けていきたいです。

まとめ|あなたの「当たり前」が、誰かにとっての魅力になる

自己PRって難しそうに思えますが、特別なエピソードや華やかな実績が必要なわけではありません。
日々の業務の中で積み重ねてきた“あなたらしい仕事の姿勢”こそが、一番の強みです。

手術室は、緊張感のある環境だからこそ、冷静さ・連携力・丁寧さ・学ぶ姿勢など、たくさんの力が自然と磨かれていきます。
その力を、あなたの言葉で伝えてみてください。

大切なのは、嘘をつかず、今の自分をきちんと見せること。
あなたの自己PRが、未来につながる一歩になりますように。

この記事を書いた人
しゅがー

自著
総合医学社「オペ看ノート」

メディカ出版「メディカLIBRARY」
エッセイ:オペナースしゅがーの脳腫瘍日記

クラシコ株式会社「NURSE LIFE MIX」
NLMメイトとして記事連載中
記事:オペ看ラボ
漫画:しゅがーは手術室にはいられない

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