新卒で手術室に配属されて2年目。
土日休みで、給与も病棟とほぼ同じ。
決して悪くない環境なのに、「今この時期にぬくぬくしていていいのか」という不安が消えない…。
同じように迷っている手術室看護師さん、多いのではないでしょうか。
私ひとりの意見では偏ってしまうと思い、Instagramでフォロワーさんに聞いてみました。
投票は1,676票、理由まで書いてくださった方が67名。
結果は、きれいに割れました。
病棟をすすめる人、オペ室に残ることをすすめる人、そして「異動か現状維持か」以外の道を教えてくれた人。
どの声にも、実際にその道を通った人の実感が詰まっています。
この記事では、いただいた声をそのままご紹介しながら、判断のポイントを整理していきます。
同じところで迷っている方の、考えるヒントになれば嬉しいです。
この記事は、筆者のInstagramのストーリーズに設置した質問BOXを通じて、フォロワーさんから寄せられたリアルな声やDMのコメントをもとに作成しています。実際の現場での工夫や体験談をご紹介していますが、あくまで一例であり、情報によって生じた不利益・損害等については一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。

自著
総合医学社「オペ看ノート」
新卒からオペ室、看護技術を学びたいなら病棟異動?

新卒でオペ室に配属されて2年目の方。
悩みの内容を整理すると、こんな状況でした。
- 大きな病院だけれど、手術室看護師は10名ほど。手術は3〜4列が限界。
- 中央材料室にも人がおらず、週1以上は「中材の日」がある。洗ったりパックしたりで、正直ラクではある。
- 病棟は人手不足で残業が当たり前。でもオペ室手当があるので給与はほぼ同じ。
土日休みなので予定が立てやすく、彼も土日休み。
同時に「看護技術を学びたい欲」も出てきて、今後転職することを考えると病棟は1度経験すべきなのか…、というのがご相談の核心でした。

1,676票が集まって、差はわずか62票。
正直、もう少しどちらかに寄ると思っていました。
それくらいきれいに割れています…。
さらに、アンケートだけでなく理由まで書いて送ってくださった方が67名いました。
こちらは少し傾向が違います。

理由を書いてくださった方に限ると、病棟派がオペ室派の1.6倍。
「言葉にしてでも伝えたい」と思った人は、病棟寄りが多かったということかもしれません。
ただ、どちらの意見にも「実際にその道を通った人の実感」がしっかり詰まっていました。
ここからは、それぞれの理由を見ていきます。
病棟異動派の理由

患者さんの「生活」が見えないから
一番多かったのが、この理由でした。
オペ室で私たちが関わるのは、患者さんの人生のごく一部です。
麻酔がかかって、手術が終わって、病棟に帰る…その前後がどうなっているのかは、正直見えにくいですね。

自分も新卒からオペ室勤務で5年目になります!
オペが好きで、たくさん覚えて経験を積んで、まだまだオペをやりたいのですが病棟移動を決めました!
理由は、オペ室の中では学べないことが病棟にはたくさんあるからです。
周術期の看護を考えたときに、病棟での患者の生活や看護を全然知らないことを実感する機会があり、オペの勉強や経験だけでは足りないと思いました。
私の職場のオペ室はとても働きやすくて離れるのは惜しいですが、若いうちに吸収できることをたくさん吸収してパワーアップしたいと思っています!
一緒に頑張ってみませんか?(勝手に語ってすいません)



私は病棟経験7年でオペ室に異動になりました。
正直、病棟に帰りたいです。
器械出しや、よく分からないデバイスの勉強など全く楽しさがわかりません。やりがいというよりは仕事だからやっている、これが正直な感想です。
病棟は楽しいです。
患者さんとお話をして思いを汲み取ったり、ケアを通して意思疎通を図ったり、看護師の仕事の醍醐味だと思います。
ほんの少しでも病棟に興味があるのなら、一度は経験してみてほしいなと思います。
経験した上で、やっぱりオペ室の方が楽しいな!って思ったのなら、それはもうオペ看が天職だったということに違いありません!
そして、他を経験すると必ず勉強にはなります。
もし興味ないなって思ったとしても、勉強になることは絶対にあります!
オペ室で活かせることも絶対にあります!
私もオペ室を経験したからこそ、自分がケアや日常生活の支援が好きだったということが分かりました。
病棟に戻ったときには惜しみなく働けると思っています。
オペ室は楽しくなかったけど、めちゃくちゃ勉強にはなりました。
急変時の対応や、挿管介助、術中の管理…これを身につけて病棟に戻った時には、無敵なんじゃないかと思っています笑。
ぜひぜひ、病棟を経験してみてください!
オペ室を否定しているのではなく、オペ室の看護を深めるために病棟を見に行くという発想なんですよね。
同じ趣旨の声は、他にもたくさん届いていました。
- 病棟を経験してから、自分自身の看護観が広がったという方
- 患者さんが手術を受けるまでどう過ごし、術後どうなっていくかを知ると、術中の関わり方が変わるという方
- 患者さんの日常生活を支える部分に関われるのが病棟の面白さだ、という方
オペ室にいると、どうしても「今日の症例」が単位になります。
一方で病棟は「この患者さんの入院期間」が単位です。
時間の見え方がまるで違う、ということなのかもしれません。
転職するとき、選択肢が狭まるから
2番目に多かったのが、将来の転職を見据えた意見でした。
ご相談者さんも「今後転職をするとかも考えると」と書かれていましたね。
ここは実際に転職を経験した方の声が集まりました。
軸になるのが、この回答です。



私は現在看護師4年目、手術室2年目。
転職も看護師経験を活かされたのが今の職場でもあるため。



新卒でオペ室6年、結婚し、県外転勤があったため退職しました。
正直、使い物になりません。
病棟で働いたことありません。
システムわからない。
それから外来やオペ室で働いたりもしましたが、採血すらままならない。
いま、子育て、転勤を繰り返しブランク7年で訪問看護分野に行きました。
陰洗、清拭、足浴、実習以来です。
PEGでの経管栄養、初めてやりました。
血糖測定、インスリン皮下注射、初めてやりました。
初めての技術ばかりですが、周りの方にオペ室経験しかなく未熟ですと言いまくってどうにかやれています。
病棟経験、絶対必要だと思います。
陰洗、清拭、足浴、経管栄養、血糖測定…並んでいるのは、病棟なら日常的にある処置ばかりです。
それを「実習以来」「初めてやりました」と書かれている。
ご相談者さんの言う「看護技術を学びたい欲」への答えが、ここに詰まっている気がします。
同じ方向の声も複数ありました。
- 病棟経験がないと、応募できる求人そのものが限られてしまうという方
- クリニックや訪問看護など、オペ室以外に移るときに病棟経験が前提になりやすいという方
- 転職活動のときに「病棟は何年ですか」と聞かれた、という方
厳しい話ですが、看護師の求人市場では病棟経験が一種の共通言語になっている面はあります。
オペ室でどれだけ経験を積んでも、書類上は伝わりにくいことがある、ということですね。
ただ、これはあくまで「転職する可能性がある場合」の話です。
今の病院で長く働くつもりなら、優先度は下がります。
ライフイベントを考えると、動くなら早いほうがいいから


3番目は、結婚・出産・復帰といった今後のライフプランから逆算した意見です。
ご相談者さんは「土日休みなのでプライベートは予定を立てやすいし、彼も土日休みなのでその辺は有難い」と書かれていました。
この点に触れてくださった方が何人もいます。
軸になるのが、この回答です。



病棟に行ってみて、しばらく働き、合わなければオペ室に戻る、ができるのであればそれが良いんじゃないかなと思います。
新しい事を覚えるなら、経験値が低い時の方が色々吸収もしやすく、家庭を持つ前の方が仕事にウエイトを置けるので…。
経験年数が経ってからの異動だと、自分より若い子から学ぶような事も多々あり、○年目なのに知らないんですか?とか○年目だから分かっていると思いました(汗)とか言われたりして、自分の出来なさに落ち込む…みたいな事も出て来るかもしれません。
私の経験上ですが。
でも、オペ室経験があれば将来的に、規模の小さな病院や外来で日帰りの小手術などしているような病院、クリニックなどに行った時にも有利だし、清潔不潔や器械が分かっていると、周りのスタッフからも重宝されます!
注目したいのは「経験年数が経ってからの異動だと、自分より若い子から学ぶような事も多々ある」というくだり。
年次が上がるほど、知らないことを聞きにくくなる。
これは技術以前の、心理的なハードルの話ですね。
そして、この方も「オペ室経験があれば将来的に有利」と書かれています。
病棟をすすめながら、オペ室の価値も否定していない。
両方を見てきた人の言葉だと感じました。
同じ方向の声もありました。
- 結婚・子育てのことを考えると、土日休みのオペ室が理想ではあるという方
- 経験を重ねるほど環境を変えにくくなるので、動くなら早いほうがいいという方
- 若いうちのほうが体力も吸収力もあるという方
- 病棟で知識と技術を身につけてから、将来オペ室に戻る道もあるという方
「今は身軽だから動ける」というのは、たしかにその通りだと思います。
ただ、ここは慎重に考えたい部分でもあります。
土日休みで彼と予定が合うという今の環境は、ご相談者さんにとって実際に価値のあるものです。
それを「将来のため」だけで手放すべきかどうかは、ご自身のライフプランの解像度によって変わってきます。
数年以内に結婚や引っ越しの可能性があるのか、それともまだ先の話なのか。
ここが判断の分かれ目になりそうです。
病棟経験は武器になるから
4番目は、「病棟に行くこと」のメリットだったのに対して、この理由は「病棟を経て、またオペ室に戻る」ことを前提にしています。
つまり、オペ室を離れる話ではなく、オペ室の看護を深めるための遠回り、という考え方です。
軸になるのが、この回答です。



看護師としての向上心が高く、素晴らしいなと思います!
行きたいと思った時がチャンスではないかなと思います。
私は新卒で病棟勤務し、系列病院に異動した際オペ室に配属になりました。
その後もう一度病棟にも行ってみたい…と上司に相談したら、行っておいでと送り出してくれました!
オペ室での経験もすごく役立つし、同じ病院で病棟に行くなら患者さんへの還元も何かしらの形で還元できると思います。
転職しても同じことも言えるし!
病棟に行った結果、私はオペ室がやっぱり好きだと気付き戻りました。笑
いつだって知識は広げられます!頑張ってね!
病棟 → オペ室 → 病棟 → オペ室。
そして最後にたどり着いたのが「やっぱりオペ室が好きだった」という結論。
病棟に行ってみた結果、オペ室に戻ってきているんですよね。
一度きりの決断ではないことが分かります。
同じ方向の声も届いています。
- 病棟を経験してからオペ室に戻ると、患者さんの見え方が変わったという方
- 一度病棟に出たあと、また手術室に戻って働いているという方
- 病棟の知識を持って手術室に行けるのは強みになる、という方
回答全体を通しても、病棟とオペ室を往復している方がかなりいらっしゃいました。
どちらの扉も、一方通行ではないということですね。
手術室に残る派の理由


こちらは病棟派とは違い、「オペ室の価値を、内側から知っている人」の声という色合いが強く出ています。
順番に見ていきます。
中途半端になるのは勿体ない!



オペ室2年目ということで、まだまだ中途半端なのではないでしょうか?
もう少しオペ室でレベルアップしてから病棟でも全然大丈夫だと思います。



正直、2年目や3年目で異動するのは早いかなと思います。
手術看護技術は早いうちに身につけるに越したことはないと思います。
手術室での技術を十分身に着けないまま異動すると、きっとそれがまたコンプレックスになっちゃうんじゃないかなと思います。
夜勤や当直なども経験して、1人前になった!と自信がついてから異動するのが良いんじゃないでしょうか。



私も同じ新卒からのオペ看2年目です。
病棟経験があった方がいいのかなと迷い、転職活動していました。
私は、救急外来との兼務です。病棟配属の同期に比べると世間一般的な看護技術は未熟ですし、病棟経験のある先輩たちがとても偉大に見えてしまいます。
転職活動で情報収集をするうちに、今の病院にとどまった方が人間関係は悪くないし、基礎レベルの3年目までとりあえず頑張ってみようかなという決断をしました。今の環境の方が正直、楽だなと私も感じてます。しかし、今ある仕事を完璧にできないのに、次に行ってもどうしようもないと思い、3年目までは頑張ろうかなと思いました。同じ悩みを持つ方がいることを知り、少しですが共有させて頂きます。



2年目さんであれば、まだまだオペ室で学べることはたくさんあると思います。
しっかり、オペ室を極め、それから病棟を経験すると看護師としての感性も知識も技術も違うと思います。
今のままではどこも中途半端になるんじゃないかなぁと思いますので、これまで通りオペ看頑張ってほしいと思います。(20年目救急看護師してます。)



私の考えは、オペ室業務全て網羅できるようになってから、異動をした方が良いと思います。
2年目ならまだまだオペ室で学ぶことが膨大にあると思います。
オペ室が向いてない訳じゃなさそうなので、中途半端になるのは勿体ない!
「中途半端」という言葉が、なかなか厳しくも的を射ています。
オペ室の看護は、器械出しにしても外回りにしても、一通りの術式を経験するまでに時間がかかります。
2年目というのは、ようやく全体像が見えてきたあたり。
ここで抜けると、オペ室の経験も病棟の経験も、どちらも中途半端になりかねない、という指摘です。
同じ方向の声も複数ありました。
- オペ室を一通り任せてもらえるまでに3年はかかる、という方
- 2年目はまだ学べることがたくさん残っている、という方
- ゆっくり覚えられる環境そのものが恵まれている、という方
- 焦らず、まずは今の場所を極めてからでも遅くない、という方
「転職市場での動きやすさ」を基準にすれば早いほうがいいし、「手術室看護師としての完成度」を基準にすれば遅いほうがいい。
何を軸に置くかで、答えが変わりそうです。
どちらの軸で考えたいのか。
ここが最初の分かれ道になりそうです。
オペ室から広がるキャリアがある
2番目に多かったのが、オペ室というフィールドそのものの価値を挙げる声でした。



むしろオペ室の特殊な領域で経験できている方がいいかと思います!
向上心があるなら、趣味程度で外部の講演会や勉強会・学会、資格試験にチャレンジするのもいいと思います。
「成長したいなら、外に出るより先に、外部で学ぶ手がある」という視点です。
たしかに、成長=異動、と考えてしまいがちですが、選択肢はそれだけではありませんよね。
オペ室、中材にいながら深めていく道は実際にいくつもあります。
同じ方向の声もありました。
- オペ室は専門性が高く、極めていけば替えのきかない存在になれるという方
- 認定や特定行為など、オペ室から広がるキャリアがあるという方
- 外科系の病棟に移るにしても、術中の知識は必ず活きるという方
- オペ室を「好きだ」と思えているなら、それ自体が続ける理由になるという方
「覚えられることは、まだオペ室の中にもあるかもしれない」
オペ室派の方々が言っているのは、そういうことなのだと思います。
育てる側・迎える側から見た、正直な本音


3番目は、少し角度の違う声です。
ここまでは「ご相談者さん自身にとってどうか」という話でしたが、周りの立場から見るとどう映るのかを書いてくださった方がいました。
まずは、病棟で働く方からの回答です。



いざ病棟に行ったらあっという間に手技は覚えられると思います。
オペナースを1人前に育てるのは大変で、3年はかかるとよく聞くので、オペ看護が嫌でなければオペ室で技術磨いて欲しいなって病棟ナースとしては思っちゃいます…。
病棟しかできねぇ平ナースからしたら羨ましいですオペ看…。
あと、プライベートまで削れそうな病棟の予兆があるなら辞めといたほうが…ストレスで心身削れますよ…一人でも健康なナースでいてほしいです。笑



病院側から異動の辞令が出てからでもいいのではないかと。
まだ2年目なのであればまだまだそこで学ぶことがあるはずなのに。
先輩の立場からするとせっかく育ててこのタイミングで抜けられると教える労力だけ使って何も楽にならんなとしんどくなりますー。
頑張って育てて一人前に任せられるようになってから言ってくれよと思ってしまいました。
こんな考え方でごめんなさい…。
正直な言葉だと思います。
でも、これも現場の現実です。
2年かけて教えたスタッフが抜けると、また一から教え直しになる。
少人数のオペ室であればなおさら、その負担は大きくなります。
ただし、これを「だから異動してはいけない」と受け取る必要はありません。
この方も「辞令が出てからでもいい」と書かれています。
つまり、自分から動くのは急がなくていい、というアドバイスであって、異動そのものを否定しているわけではないんですよね。
キャリアは最終的にご自身のものです。
ただ、周りがどう感じるかを知っておくと、動くときの伝え方や時期の選び方が変わってきます。
そういう意味で、貴重な声だと思いました。
判断を分ける3つのポイント
ここまで両派の意見を見てきましたが、どちらとも決めきれないという回答も11件ありました。
「あなた次第です」で終わってしまいそうな立場ですが、読んでいくと判断のための具体的な材料を示してくださっている方が多かったです。
共通していたのは、3つのポイントでした。



どっちがいいかは分かりませんが、何を学びたいか?なのかなと思います。
OP室は希望の部署だったのか?OP室でまだまだやりたいことをやりたい!こんなことを勉強しているから、もっとここに行きたい!と、こんな前向きな発言をされて、イヤな気持ちになる上司はいないのではないでしょうか?
もし、OP室で今後の目標が見つからなければ、部署異動は検討するべきだと思います!



まだまだたくさん吸収できる時期!
主体的に学ぶ姿勢があれば、どんどん伸びていく!
周りの環境ではなく、自分自身が学びたいことは何か?そこから答えが導き出せると後悔しないと思います!
判断の分かれ目は、この3つ。
- 何を学びたいのか
「病棟に行くべきか」ではなく「何を学びたいか」から考える、という順序です。
採血や点滴といった手技なのか、患者さんとの関わり方なのか、アセスメント力なのか。
ここが定まると、行き先も自然と決まってきます。 - 今の場所で学び尽くしたか
オペ室でまだやりたいことがあるなら、残る理由になる。
逆に目標が見つからなくなっていたら、それが動くサインだという指摘です。
「ぬくぬくしている」という感覚は、環境がラクだから来ているのか、それとも目標を見失っているから来ているのか。この違いは大きいと思います。 - まず上司、先輩に相談してみる
「こんな前向きな発言をされて、イヤな気持ちになる上司はいないのではないでしょうか」という一文。
たしかにその通りですよね。
思い出していただきたいのが、病棟派で紹介したあの回答です。
「もう一度病棟にも行ってみたいと上司に相談したら、行っておいでと送り出してくれました」という方がいました。
悩んでいる段階でも、口に出してみると道が開けることがある。
異動は辞令を待つものというイメージがありますが、自分から動いた実例がこの記事の中にあります。
同じ方向の声もありました。
- 将来どうなりたいかを先に決めるべき、という方
- 今の環境が恵まれていることは自覚したうえで判断を、という方
- 期限を決めて、それまでは今の場所で頑張るという方
「どちらとも言えない」というのは、投げやりな答えではありません。
決めるのはあなたで、そのための材料はこれです…という、いちばん誠実な回答なのだと思います。
病棟リリーフ(病棟応援)で、異動せずに病棟を経験する
ここまで「病棟に行くか、オペ室に残るか」という二択で見てきました。
でも回答の中には、その二択自体を疑う視点を教えてくださった方がいます。
件数としては多くないのですが、個人的には一番ハッとした声でした。



私は新卒から2年間オペ室で、うちも中材専門の人がいなかったし、入職時にコロナが院内発生してオペ件数も少なかったので、まず初めに中材業務を覚えました。
しかも2〜3ヶ月ほぼ毎日中材でした。
おかげで滅菌工程や清潔のことは基礎から学べたのでそれはそれで良かったのかなと思います。
そして大きい病院ならローテーションが3年ぐらいするとあると思うので、そのタイミングでの病棟異動でも大丈夫だと思います!
私も3年目の今年から初病棟で外科病棟にいます。
周りの同期に比べると成長してないのを実感してしまいますが、日々新しいことを学べるしまだまだ若いので(ここ重要)これからでも間に合うと思います。
むしろオペ看をしてたことが今後の転職にも活きてくるはずなので、病棟に行きたい気持ちが強いなら、師長さんや主任さんに軽〜く相談してみるのもいいかもしれないですね!
私は師長さんの計らいで、オペ室で経験できない看護処置などをリリーフ(病棟応援)という形で、オペが少ない時に病棟に行って学べました!
病院によっては、オペ室から病棟に応援に入る仕組みがあります。
異動ではないので、オペ室の籍はそのまま。
オペが少ない日に病棟へ行って、そこでしか経験できない看護技術を学ぶ。
そんな「異動か現状維持か」以外の道もあります。
おわりに
67名の声を読んで、気づいたことがあります。
進んだ先で後悔している人が、ほとんどいなかったんですよね。
病棟に行って「やっぱりオペ室が好きだ」と気づいて戻った方。
オペ室を経験して「自分はケアが好きだった」と分かった方。
向きは逆でも、どちらも動いたことで自分の答えを見つけています。
そして、どちらの扉も一方通行ではありませんでした。
行ってみて、違うと思ったら戻る。
実際にそうしている方が、何人もいらっしゃいます。
もし今すぐ決めきれないなら、師長さんに軽く相談してみるところからでもいいのかもしれません。
リリーフという形で、異動せずに病棟を覗いた方もいました。
決め方は、ひとつではないということですね。
同じところで迷っている方に、この記事が届きますように。




























