【器械出しで手荒れ】手術室看護師みんなのおすすめハンドケアまとめ【オペ看の声】

手術室で働いていると、避けて通れないのが「手荒れ」の悩み。
特に器械出しの日は、頻繁な手洗いやアルコール消毒の繰り返し、さらに長時間の手袋装着…。
手の乾燥やひび割れがつらくなることもありますよね。

私自身、綿手袋をつけて器械出しをしたり、こまめにハンドクリームを塗ったりと、日々対策を工夫していますが、それでも追いつかないこともあります。
そんな中、Instagramでみなさんに「おすすめのハンドクリームや手荒れ対策」を聞いたところ、たくさんの回答が寄せられました。

今回は、現場のオペ看たちが実際に使っているハンドケアアイテムや、手荒れとの付き合い方をまとめてご紹介します。
手荒れに悩む方の参考になれば嬉しいです！

手術室看護師みんなのおすすめ！ハンドクリームBEST5

手術室では頻繁な手洗いやアルコール消毒で、手荒れに悩む方も多いですよね。
私も同じように悩んでいたので、「おすすめのハンドクリームと対策」を聞いてみたところ、予想以上にたくさんの声が集まりました！
みなさん本当にありがとうございます。
今回はその中から、特に多く名前が挙がった人気アイテムをランキング形式でご紹介します。

【第1位】ユースキン

【第2位】アトリックス

【第3位】アベンヌ

【第4位】L’OCCITANE（ロクシタン）

【第5位】ヒルロイド

ちょっと気になる！「その他の推しハンドクリーム」

ユースキンやアトリックスが人気の中、まだまだ魅力的なアイテムがたくさんありました。

【アレナース】看護師のために開発されたハンドウォーター！

アレナースは、シュッとひと吹きで保湿ができるスプレータイプのハンドウォーター。
手が荒れていても作業の合間にサッと使えるそうなので、「ながらケア」にぴったりですね！

手術室看護師の手荒れ対策

手術室で働く看護師にとって、手荒れは避けられない悩みのひとつ。
器械出しの日は特に、頻繁な手洗いやアルコール消毒で手がボロボロ…という声も。
今回は、そんな手荒れに悩む方に向けて、現場で実践できるケア方法や工夫をまとめました。
自分に合った対策を見つけて、少しでも快適に働けるヒントになりますように。

器械出しをお休み

手荒れがつらい時は、無理に器械出しを続けず、外回りに変更してもらうのも一つの方法です。
手洗いやアルコール消毒の頻度が減ることで、手が休まりますよね。
「同期に遅れをとりたくない」と焦る気持ちもあると思いますが、外回りも大切な看護業務のひとつ。
まずは師長やリーダーに相談してみてください。
長く働くためには、手のケアも立派な仕事です！！

外科手洗いをラビング法に！

手洗い方法	ペーパータオル	手順
スクラブ法	滅菌	スクラブ剤を用いて手洗いを行う。
ツーステージ法	滅菌	スクラブ法の後に、アルコール製剤での擦式消毒を行う。
ラビング法	非滅菌	ウォーターレス法とも呼ばれる。 普通の石鹸での手洗い後、アルコール製剤での擦式消毒を行う。

最近では、手術前の手洗いに「ラビング法(ウォーターレス法)」を取り入れている施設が増えてきました。
ラビング法は、まず普通の石けんで手を洗い、そのあとアルコール製剤で擦式消毒を行う方法です。
従来のスクラブ法よりも手への負担が少なく、手荒れしやすい私たちにとってはうれしい選択肢のひとつです。

ハンドクリームを使い分ける

日中と夜でハンドクリームを使い分けるのも、手荒れ対策のひとつです。
仕事中はアトリックスのビューティーチャージやアベンヌなど、べたつかず手袋の中でも使いやすいタイプがおすすめ！
一方で、帰宅後や寝る前は、ユースキンやワセリン、ケラチナミンなど、しっかり保湿できるものをたっぷりと。
寝る前に綿の手袋を使うと、保湿効果がさらに高まります。
自分の肌に合うものを見つけて、時間帯や使う場面でうまく使い分けてみてくださいね。

皮膚科に相談する・処方薬を使う

亀裂や出血があるほどの手荒れでは、無理に器械出しを続けるのは難しいですよね。
そんな時こそ、早めに皮膚科で診てもらうのが大切！！
きちんと治療して、回復を待つことが、結果的に器械出し復帰の近道になります。

おわりに

手荒れと上手につき合うには、自分に合ったケアを見つけることが大切です。
今回紹介した対策を取り入れてみたり、皮膚科に相談したり、できることから少しずつ。
手も大事な「仕事道具」のひとつ。
これからも無理せず、心地よく働ける環境を一緒に作っていきましょう！